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Davis&Davis(デービス&デービス)日本限定スモールプリント展(第二弾)のお知らせ

Posted in Art exhibit,New! by Administrator on the January 4th, 2011

明けましておめでとうございます。

皆様におかれましてはよいお年をお迎えのことと存じます。

さて、2010年11月に行い、皆様に大好評をいただきましたDavis&Davisスモールプリント展の第二弾を1月15日(土曜日)に開催いたしますのでお知らせいたします。第一弾ではご覧いただけなかった作品ばかりですので是非楽しみにして下さい。

既にご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、KYFA東京オフィス(麻布十番のギャラリー)は今月(1月)までで展示スペースを閉めさせていただくこととなりました。今後もKYFAは日本におけるアメリカン・モダンアートの販売、アート投資ビジネスは続行いたしますが、ベースはサンフランシスコを中心に活動致して参ります所存でございます。

つきましては、今般のDavis&Davisスモールプリント展(第二弾)が麻布十番のギャラリーでの最後のイベントとなりますので、是非この機会に作品をまじかにご覧いただければと存じます。

また、Davis&Davisスモールプリント展が中心ではございますが、以前よりご紹介いたしておりますパトリック・ウィルソン、ウィリアム・スワンセンの作品も同時にご覧いただけますように展示いたしますので、ご興味のあられる方は是非お見逃しなきよう宜しくお願い致します。

Davis&Davisの日本限定スモールプリントはサイズが小さいこと、また円高の現状もあり、大変お求め安いお値段となっております。

アメリカ美術館やコーポレートコレクションとなっているDavsi&Davis作品のオリジナルを是非この機会に如何でしょうか。

また、1月15は午後6時から9時までオープニングレセプションを開催いたしますので、皆様お誘い併せの上、お越しいただけますことを心よりお待ち申し上げております。

Davis&Davis、「Childish Things」スモールプリント展(第二弾)
場所: KYFA 港区三田1-1-12 レジディアタワー麻布十番2303
日付・時間: 1月15日(土)午後1時-9時/午後6時より9時迄 レセプション同時開催
お問い合わせ:k_yokoo@kenjiyokoo.com

肖像写真

Posted in Art exhibit,New! by Administrator on the December 7th, 2010

私は肖像写真が好きです。それは写真家の眼が被写体の個性を一瞬の時に凝縮することが出来、被写体を知らない者にでも、その人物がどのような人物なのかを想像さしめるからだと思います。

既に終わってしまった展覧会ですが、東京六本木の東京ミッドタウンフジフィルムスクエアで「昭和の風貌」展-時代を作ったヒーローたち-という企画展が今年の9月にありました。

展示されていたのは土門拳、浜谷浩、林忠彦、田沼武能、熊切圭介、齋藤康一ら6人の写真家の作品。太平洋戦争前後の混乱から高度成長、バブル経済と大きく変転した「昭和」の様々な姿を、俳優やスポーツ選手・実業家・作家ら時代の精神を体現した人々を写した映像によってたどる企画でした。

ここで写しだされた人々はモノクロのなかでその止まった時の瞬間を生きています。

ここで私が特に印象に残ったものひとつが三島由紀夫の肖像です。昭和45年11月に齋藤康一が撮影した三島由紀夫は池袋東武百貨店の「三島由紀夫展」のポスターを背景に日本刀を抜き、眺めている様子。顔には笑みを浮かべている。この写真を撮ってから1週間ほどして三島由紀夫は自決する。

このコントラストは一体何なのでしょう。応接室で三島由紀夫展のポスターの肖像を前にリラックスして刀を抜き話をしているさりげない様子は静かです。多分三島はこの時点で既に彼の小説の巧みな構造と同じように自分の終期を計画していたのではないでしょうか。それ故このように落ち着き、自らの最後の肖像写真を撮ったのではないでしょうか。また、撮影した齋藤康一もそれを知らなかったゆえにこうもリラックスした三島由紀夫の肖像をおさめることが出来たのだと思いました。

また、この展覧会のポスターにもなっている、太宰治の有名な肖像写真は林忠彦が銀座のバー「ルパン」で昭和21年におさめたもの。実はこの時林忠彦は別の小説家、織田作之助を撮影中に店のコーナーカウンターで坂口安吾の隣に腰掛け酔っている太宰に「おい、俺も撮れよ。織田作ばっかり撮ってないで、俺も撮れよ」と言われ、ちょっとむっとしながら「あの男はいったい何者ですか」と尋ね、「君、知らないのかい。あれが今売り出し中の太宰治だよ」ということで、最後に残る1本のフラッシュバルブで、ルパンのトイレの引戸を開けて、ギリギリ奥まで下がって撮影したものだそうです。

このストリーと、酔い、リラックスしてバースツールに胡坐をかくようなポーズは昨今の若者が太宰に対して持つ「憂鬱」や「退廃的」という言葉とは違う、どこか傍若無人な風貌。ポケットには丸めて入れられたらしき新聞または雑誌や、戦後を物語るかのような軍人靴にも年季が入っているかのように見えます。

私はこの写真が撮られた銀座の「ルパン」を初めて訪ね、この写真を目にした時に言葉にしようのない不思議な感動を覚えたことを思い出します。60数年の時の隔たりはあるものの、かつて太宰が通ったところに自分もいるということを実感した瞬間でした。

このように写真には写された被写体の存在した瞬間をおさめる記録的なところと写真家の鋭い眼で被写体を表現し、見る者を感動させる力があると思います。ご紹介したほかにも多くの素晴らしい昭和の肖像写真がありました。

Davis&Davisスモールプリント展の模様

Posted in Art exhibit,New! by Administrator on the November 15th, 2010

11月13日(土)に東京三田のKYFAにて行いましたDavis&Davisスモールプリント展の模様です。

お蔭様で多数のご来場者にお越しいただき、大変賑やかなレセプションを開催させていただきました。お客様からは従来の大きいサイズとはまた違った印象を受けるとか、今回のスモールサイズだと幾つかの作品を同時に見る事ができてよりDavis&Davisの世界が分かる等とのコメントをいただきました。

また、すでにDavis&Davisの作品をご覧いただいていたお客様からも日本初公開の作品を見ることが出来てよかったともいっていただきました。

Davis&Davisスモールプリント展は引き続きKYFAにてご覧いただけます。ご興味のあられる方は是非お気軽にご連絡を下さい。楽しみにお待ち致しております。

Davis&Davis(デービス&デービス)日本限定、Childish Things写真販売のお知らせ

Posted in Art exhibit,New! by Administrator on the November 2nd, 2010

大変お待たせいたしました!多くのお客様よりお問い合わせのあったDavis&Davis、Childish Thingsシリーズ日本限定スモールプリントのギャラリーオープニングを11月13、14日(土、日)に開催する運びとなりました。

今年7月に来日されたDavis&DavisはKYFAでのレセプションの席でのお客様との会話から、それまでの60.96×50.80cmが普通の日本家庭で飾るには大きいということを考慮し、日本限定ということで35.90x28.00cmのスモールサイズの「Childish Things」シリーズを作成、販売する運びとなりました。また今回のスモールサイズ版では計29種類の「Childish Things」アート作品が即入手可能となっております。

今回のギャラリーオープニングではその中から10作品にフォーカスを当てて展示を致します。

Davis&Davisの日本限定スモールプリントはサイズが小さいこと、また円高の現状もあり、大変お求め安いお値段となっております。

アメリカ美術館やコーポレートコレクションとなっているDavsi&Davis作品のオリジナルを是非この機会に如何でしょうか。

また、11月13日は午後6時から9時までのオープニングレセプションを開催いたしますので、皆様お誘い併せの上、お越しいただけますことを心よりお待ち申し上げております。

Davis&Davis、「Childish Things」スモールプリント展
場所: KYFA 港区三田1-1-12 レジディアタワー麻布十番2303
日付・時間: 11月13日(土)午後1時-9時/午後6時ー9時 レセプションパーティー同時開催
        14日(日)午後12時-6時
お問い合わせ:k_yokoo@kenjiyokoo.com

2010 カリフォルニア・ビアンナーレとパトリック・ウィルソン

Posted in Art exhibit,New! by Administrator on the October 29th, 2010

2010年カリフォルニア・ビアンナーレが10月24日から2011年4月14日までの期間、オレンジカウンティー美術館(Orange County Museum of Art)にて開催され始めました。

http://www.ocma.net/index.html?page=current

カリフォルニア・ビアンナーレは州全土の多種にわたる、最も革新的コンテンポラリー・アーティストを選出し一同に展示するカリフォルニア州においては唯一の展覧会であり、米国のみならず、世界的に芸術愛好家とアート界で大いに期待を持って待たれるビアンアーレ展です。オレンジカウンティー美術館では既に40年にわたりカリフォルニアのアート分野に新たな展開を紹介し続けています。

2010年のカリフォルニア・ビアンナーレ展では約150のアート作品やインストレーションが選出されましたが、そのアーティストの一人に、KFYAがリプレゼントするアーティスト、パトリック・ウィルソンが選ばれ作品が展示されています。

St. Patricks Day by Patrick Wilson


現在、KYFAではパトリック・ウィルソンの最新シリーズ、「THE VIEW FROM MY DECK」より2作品を含む5作品を展示販売いたしております。ご興味のあられる方は是非ご自分の目で作品をご覧になりませんか?カリフォルニアの最も新しいアートシーンを東京でご覧になられる絶好のチャンスです。

また、同展ではKYFAが提携するMarx & ZavatteroがリプレゼントするTaravat Talepasandも選ばれております。

The Censored Garden by Taravat Telepasand

http://www.marxzav.com/artist.php?artistID=22

ご質問等あられましたら、ご連絡いただけますと幸いです。

東京デザインフェスタに参加しました(その2)!

Posted in Art exhibit by Administrator on the June 26th, 2010

5月15、16日に東京ビッグサイトで行われたTokyo Design FestaにKYFAは参加しました(動画をブログに載せるのが遅くなりましたが。。。)。

デザインフェスタは約2800ものブースにアーティスト達がそれぞれの作品(絵画からパフォーマンスまで)を発表する場で、来場者も数万人を数えるアジア最大のアートイベントです。オープンと同時にものすごい数の来場者たちが一気に流れ込みます。今回KYFAではアメリカで人気のDavis&Davisの『Childish Things』と『Small Talents』シリーズから主な作品を紹介しました。見に来られた方達の感想は「凄い」を何度も連発していただけるほど有難いものでした。

ショーの模様を動画にしました。お客様のコメントをお聞き下さい。

William Swanson & Patrick Wilson展オープニングレセプション

Posted in Art exhibit by Administrator on the June 24th, 2010

去る6月19日、William Swanson & Patrick Wilson展オープニングレセプションを行いました。当日は梅雨の晴れ間で雨にはならず、また、ワールドカップ・日本vオランダ戦が行われた日にもかかわらず、多くのお客様にお越しいただけました。今回のショーのテーマは「カリフォルニア」ということもあり、麻布十番にある「Sushi Dai For」にオーダーした色々なカリフォルニアロールとカリフォルニアワインをお客様に楽しんでいただきました。

お客様からのそれぞれの作品に関する評価は大変高く、皆さんに喜んでいただけてたよいオープニングレセプションになったと思っております。

それでは、当日の模様を動画に致しておりますので、是非ご覧下さい。

デザイン・フェスタに参加しました!

Posted in Art exhibit,New! by Administrator on the May 22nd, 2010

5月15,16日の両日、今回で31回をむかえるデザイン・フェスタにKYFAとして初めて参加させていただきました。デザイン・フェスタはアジア最大級のアートイベントで、参加アーティスト8500人、来場者5万人を数える、インターナショナルアートイベントです。アーティストが自分で出展する形をとっており、絵画、音楽、デザイン、服飾、小物とあらゆる分野のアートが紹介されています。
31 Design Festa Tokyo
会場には両日とも、朝早くから老若男女、またなかにはコスプレでいらっしゃっている方達まで、大変な賑わいでした。KYFAもお陰さまで、Davis&Davisをアトリウムブースにて紹介しましたが、来場者からは大変嬉しい反響をたくさん戴きました。用意していたDavis&DavisとKYFAの案内もショー終了前に全部なくなってしまったほどです。
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今回のショーで気が付いた事と言えば、女性の方は「Small Talent」シリーズをお好みになり、男性は「Childish Things」シリーズを好まれるということです。また、「Misty」はお客様より、「可愛い」の声の連発をいただいたり、ブラックなユーモアがあって大好きですという声も良く聞こえました。

KYFAではこれからも色々なアーティストの作品を紹介して行きたいと思っています。皆さんともイベントで直接お会いできるのを楽しみにしています!

Davis&Davis展 クロージングパーティー

Posted in Art exhibit,Uncategorized by Administrator on the December 14th, 2009

皆様に大変好評をいただきましたDavis&Davis展のクロージングに際し12月12日にレセプションを行いました。たくさんの方々にお越しいただき、同展のクロージングに相応しいものとさせていただくことができました。


Davis&Davis展は終了いたしますが、彼らの作品に関しましてご興味のある方は是非ご一報いただければと思います。

「皇室の名宝展」に行ってきました1

Posted in Art exhibit by Administrator on the November 3rd, 2009

先日、上野の東京国立博物館で行われている「皇室の名宝展」に行ってきました。平日の午後3時とはいえ、やはり入場するには待ち時間があるくらいの混み様で、人々の関心の高さを物語っていました。この展覧会は御即位20年記念の特別展であり、一期と二期に分かれて皇室ゆかりの名宝をこれまでにない規模で見られるとあって、私も大変期待をして見に行きました。

唐獅子図屏風(右隻)

唐獅子図屏風(右隻)


最初に感動的な出会いであったのは狩野永徳の「唐獅子図屏風」でした。まずはその規模の大きさに圧倒されます。二頭の唐獅子の躍動感がその渦を巻く毛並み、隆々とした筋肉から伝わるのと同時に、金箔の背景が奥行きの深さとまた荒々しく描かれた山の壁面をして一瞬自分がどこにいるのかを忘れてしまうような屏風絵です。これは時の頂点に上り詰めた豊臣秀吉がその居を飾ったものとされ、秀吉に謁見する諸大名達は眩いばかりのこの屏風の前で、かの権力者の力を感じずに入られなかったのではないかと思いを馳せました。

次に驚きをもって思わず見入ってしまった作品は「萬国絵図屏風」。十七世紀初期に描かれたこの絵は、当時外国から入ってきた全く新しい絵の描き方を日本の絵師たちが日本絵の具で表現し、それは模写に近いものとはいえ、きっと自分たちは行くことのない遥か遠くの異国の情景や人々を描き出しているのです。今の我々が行ったのことない外国の国を思うのとは違う、情熱や憧れが伝わってきます。また当時この屏風絵を見た人々の驚きはいかなるものだったでしょう。

「南天雄鶏図」伊藤若冲、動植綵絵より

「南天雄鶏図」伊藤若冲、動植綵絵より


そして今回の展覧会の目玉である伊藤若冲の作品群が、ある意味、人々の熱気とともに目の前に現れます。鑑賞されておられる方々はまさにこの部屋の中でまるでラッシュ時の電車を思わせるような混み様の中、真剣なまなざしで見ておられます。人々は何をしてここまで若冲の絵に魅せられるのでしょうか。それは私も自分が初めて実物の若冲作品を見たときに「いったいこの絵を書いた人はどんな人なんだ」と思ったその驚きがそうさせるのかもしれません。若冲は色の魔術師のようです。細部にいたるまで書き込まれた生き物達。若冲の人まねではない自分らしさを出しつくした境地は対象物の構図、微細な部分へのこだわり、彩色の万華鏡とも言えるそのあでやかな色使い。これだけの数の若冲を一挙に見るのはある意味疲れました。そして思いは、この「動植綵絵」が本来寄進された相国寺において釈迦三尊像と共に飾られた様を想像するとその荘厳を感じた昔の人々はどのように感じ入ったかを想像するに難くないと思われました。
「西瓜図」 葛飾北斎

「西瓜図」 葛飾北斎


ある意味、この展覧会はあまりにもすごい作品が並びすぎていて、全部をきちんと鑑賞しようとすればとてつもない時間がかかるのではと思われます。近世の絵だけを見てもすでにかなりの時間を費やしてしまいました。その中にあって、私が大変気持ちを引かれた、あるいは癒されたと思う作品は実はこの近世絵画の最後の部屋の最後の展示物でした。葛飾北斎筆、「西瓜図」。浮世絵でよく知られた北斎の肉筆絵です。その作風はあくまでも静かな細密描写。空間の中に薄い西瓜の色がにじみ出た和紙の表現や、薄くきられて干された西瓜のなんともいえない涼しさ。ある意味素晴らしいコース料理を堪能した後に出された果物のような、本当に清々しい気持ちにしてくれました。

それでは、「近代の宮殿装飾と帝室技芸員」の部は、「皇室の名宝展」に行ってきました2に続きます。

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