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Davis&Davis(デービス&デービス)、Planet X(惑星X)展のお知らせ

Posted in Art exhibit,New! by Administrator on the March 26th, 2011

来る3月26日(土曜日)より、KYFAが提携いたしておりますサンフランシスコのMarx&Zavatteroギャラリーにてカリフォルニアのフォトグラファー、Davis&DavisによるPlanet X(惑星X)展を4月21日まで開催いたします。


Planet X, #16
43″ x 55″ (ed. of 8 ) and 28″ x 42″ (ed. of 5)
digital pigment print, 2010, Copyrights Marx&Zavattero

今展のテーマであるPlanet X(惑星X)とは、元々の定義としては海王星よりも遠い軌道を公転していると仮定される惑星サイズの天体をさしています。X はローマ数字の10を表すのではなく、「未確認」を意味するアルファベットのエックスなのです。冥王星は2006年8月以降は国際天文学連合により太陽系の惑星の定義が決定された際に惑星から外されたため、太陽系の第9番目の未確認惑星ということになっています。

Davis&DavisはPlanet Xシリーズでまた小さなプラスチックの人形を使い、彼らの特徴であるカメラレンズを通して表現される不思議な世界へと誘います。1950年代以降の冷戦への不安と同時に新しい世界への夢でもあった宇宙・惑星X。Planet Xシリーズではその世界はノスタルジックな宇宙世界です。小さなプラスチック人形達はそれぞれの舞台設定であるものは可笑しく、あるものは不思議な世界で生き生きと捉えられています。5センチにも満たないプラスチック人形がDavis&Davisが創り出したPlanet Xという舞台に立ち、カメラのフォーカスを当てられます。そこから生まれたのは巨大な写真(1メートルほど)に写し出されたプラスチック人形達はかつての人間が創造したSFの世界へと見るものを誘います。

Planet X展の期間中にサンフランシスコにお越しの際は是非、Marx&Zavatteroギャラリーにお立ち寄り下さい。また、KYFAまでご一報いただければ、同ギャラリーのプライベートツアーも行わせていただきます。是非お気軽にご連絡下さい。


Planet X, #12
55″ x 43″ (ed. of 8 ) and 39″ x 30.5″ (ed. of 5)
digital pigment print, 2006, Copyrights Marx&Zavattero


Planet X, #13
43″ x 55″ (ed. of 8 ) and 28″ x 42″ (ed. of 5)
digital pigment print, 2010, Copyrights Marx&Zavattero

東北地方太平洋沖地震の被害にあわれた方々へ、心よりお見舞い申し上げます。

Posted in Uncategorized by Administrator on the March 23rd, 2011

このたびの東北地方太平洋沖地震で被災された皆様には、
謹んでお見舞い申し上げますとともに、一日も早い復興を、
心よりお祈り申し上げます。

ウィリアム・スワンソンがアメリカTOP10リストに!

Posted in New! by Administrator on the March 10th, 2011

3月9日付のアメリカ、インターネット新聞大手の「ハフィントン・ポスト」にて「Top Ten Painting Show in the U.S.」に選ばれました!

本記事はNew American Painting紙を立ち上げた、米国キュレーター、ギャラリスト、出版業で有名なスティーブン・ゼヴィタス氏のアートコラムの記事です。

皆さんに簡単にご案内致します!ご存知のようにKYFAではMarx&Zavatteroギャラリーと提携、ウィリアム・スワンソンの作品を日本の皆様にご紹介いたしており、今回のゼヴィタス氏のTop10選出にウィリアム・スワンソンが選ばれたのを大変喜んでおります。

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2011年3月9日
ハフィントン・ポスト
スティーブン・ゼヴィタス

「アメリカ・トップ10ギャラリー絵画展覧会」

ゼヴィタス氏はアメリカの300以上に及ぶギャラリーの3月期における展覧会を調査した結果、1)多くのギャラリーにおいては絵画がその展覧会の主軸を占めること、2)絵画は決して衰えを知らない表現手段であること、という二つ顕著な点が指摘できると述べています。

今回の「Top Ten Painting Show in the U.S.」選出ではエリスワース・ケリーやエド・ルッシャなどの現代アートの大家の作品も今月の展覧会で紹介されているが、ゼヴィタス氏は彼等ほどには世に知られていないが、注目するに値するアーティストに焦点を当てて選んだものだと言っています。

また、ゼヴィタス氏はこれら10人のアーティスト達は、それぞれのやり方で、彼らの先達が表現手段として使ったものを積極的に受け入れるとともに、描くということを更に前進させていると、これら10人のアーティスト達がアメリカ現代アートを更に前進させていると語っています。

記事リンク:Body, Landscape, Space: Top Ten Painting Shows in the U.S.

以下、ゼヴィタス氏が選んだTop10です


Gianna Commito, Tunk, 2011, watercolor, casein, and marble dust ground on panel, 30 x 24 inches. Courtesy of Rachel Uffner Gallery, New York


Tomory Dodge, The Future, 2010, oil on canvas, 78 x 156 inches. Courtesy of CRG Gallery, New York


Kristine Moran, Slow-wave 2, 2011, oil on canvas, 60 x 54 inches. Courtesy of Nicelle Beauchene Gallery, New York


David Rathman, All My Lovelies, 2010, watercolor on paper, 39.25 x 48 inches. Courtesy of Mark Moore Gallery, Los Angeles


Steve Roden, Untitled (36/2), oil and acrylic on linen, 82 x 60 inches. Courtesy of Susanne Vielmetter Los Angeles Projects, Los Angeles


Claire Sherman, Palm Trees, 2010, oil on canvas, 84 x 72 inches. Courtesy of Kavi Gupta Gallery, Chicago


Josh Smith, Untitled, 2010, mixed media on panel (6 panels), 120 x 144 inches. Courtesy of Luhring Augustine, New York


William Swanson, Open Land Projection, 2011, acrylic on panel, 47 x 74 inches. Marx & Zavattero, San Francisco


Frohawk Two Feathers, Jungle Love, Captain Tarik Al-Rashid and his new wife Josefina, Duchess of Isla Margarita y Tortuga, 2011, acrylic and tea on paper, 44 x 30 inches. Courtesy of Taylor De Cordoba, Los Angeles


Jonas Wood, The Hypnotist, 2011, oil and acrylic on canvas, 108 x 168 inches. Courtesy of Anton Kern Gallery, New York

ウィリアム・スワンソンの展覧会「Groundwork」はサンフランシスコのMarx&Zavatteroギャラリーにて3月19日まで開催されております。この期間にサンフランシスコをご訪問の方は必見ですよ!KYFAではアメリカ・コンテンポラリーアートのご興味のある方でアメリカの美術館、ギャラリーなどを巡って、お気に入りの作品を買い付けたいと望まれるお客様のお手伝いをさせていただいております。お気軽にお声をおかけ下さい!!

ウィリアム・スワンソン新シリーズ公開!

Posted in Art exhibit,New! by Administrator on the March 4th, 2011

KYFAが以前から日本の皆さんにご紹介しておりますカリフォルニア州の画家、ウィリアム・スワンソンの新シリーズ「Groundwork(グランドワーク)」がサンフランシスコのMarx&Zavatteroギャラリーにて紹介されております。

Marx&Zavatteroギャラリー
http://www.marxzav.com/index.php

今回の「Groundwork (グランドワーク)」と題されたシリーズは従来のスワンソン独特な抽象画と風景画、自然と人工の混ざり合う世界の表現というものを踏襲しながらも、新たに自然な絵の具の流れ、色彩が交じり合うことで幾層にも重なる地層を表すかのような幻想空間を表現として取り入れています。

平面性と遠近法を同時進行させることによって得られるアンバランスさでその作品を観る人々を不思議な「スワンソンワールド」へと誘う作品群。描かれているのは、過去なのか、それとも未来なのか。あちらこちらで見かける人工物や産業の廃墟はあくまでも静かに横たわり、自然界の大きな力にその行く末を委ねているかのようです。

今回のブログでは私がこれらの作品を鑑賞し感じたことをそのまま言葉にしてみました。アーティストが創り出した世界は、勿論そのアーティストが意図するもの(こと)がありますが、私は観るそれぞれの人がそれぞれの感覚で解釈してよいと思っています。果たして皆さんはスワンソンの新しい作品を見てどのように感じられますか?

作品1:

20.5″ x 20.5″ acrylic on panel, 2011
(copyright Marx & Zavattero)
「Lower Spectrum」と題されたこの作品は、地球の奥深くで、熱く燃え流れるマグマを思わせる切りたてのメロン色が観るものをどきりとさせる。濃いグレーの危うい壊れゆく地表が空中に浮かび、ある部分は深い奈落に落ちていき、あるものは光りを求める生き物のように高く伸びていく。端に見える異次元の窓から見えるものは平面と直線からなる淡い情景。一体これは何処に通じていくのであろう。
<注>タイトルの「スペクトル(spectrum)」とは、複雑な情報や信号をその成分に分解し、成分ごとの大小に従って配列したもののことである。2次元以上で図示されることが多く、その図自体のことをスペクトルと呼ぶこともある。ここではLower(下方の)という言葉を添えてあるから、やはり地下の情景か。

作品2:

47″x74″ acrylic on panel, 2011
(copyright Marx & Zavattero)
「Open Land Projection」とは広がる原野が光に当たって射影されている様子であろう。この作品は灰色の空と遠くに見える雪を頂く山々を遠景に、削られた山肌には廃墟化した人工物も見える。作品左手下方からは地表が盛り上がり、流れる水と泥が怒涛のごとく流れ出す。しかしここには音は無い。手すりがついた橋は空間を旅し、いつしか途切れる黒い平面となる。眺めていると自分の足元がいつの間にかぽっかりと穴の開いたところを浮遊しているような不思議な感覚を覚える。

作品3:

22″x28″ acrylic on panel, 2011
(copyright Marx & Zavattero)
作品タイトル「Chemical Bloom」。青白い空間には山肌を縫うかのように降り積もった雪が光りと影のコントラストを写し出す。雪が溶け出した麓では生命の息吹を感じさせる緑が少しづつその生息範囲を広げていく。これは林だろうか、影となった木々は滅び去った自然の幻影。広がる窓はこれが夢の世界であることを暗示し、その記憶は徐々に忘れ去られ、黒い小さな画面となって散らばっていゆく。はじめに眺めた青白い空も実は夢であり、平面となって空間を漂うのである。

作品4:

28″x30″ acrylic on panel, 2010
(copyright Marx & Zavattero)
作品タイトル「Resource Profile」。山を削り白い大地をむき出しにした採掘場と思わしき場所。しかしそこにはぽっかりと大きな赤い穴が開いていて、まるで近くのものを何でも飲み込んでしまうかのように拡大しつつあるようだ。遠くに見える木々は暗くひっそりとしている。見ていると足元が徐々に裂け大きな黒い空間へとなっていくかのようである。
<注>Resourceは資源で、Profileはその横断面の意味。

作品5:

33″x30″ acrylic on panel, 2011
(copyright Marx & Zavattero)
作品タイトル「Understory Expanse」。この絵に表現されるのは人工物がその終わりを迎え、それまで作品の中央を支配していた白い空白空間に、徐々に自然の力が植物(緑)を繁栄させ、その空白空間が植物によって徐々に埋め尽くされようとしている幻想世界である。天へと伸びる黒い影は海を漂うゴミの島を暗示するかのよう。しかしそこにも着実に緑は増殖を始めている。遥か彼方は人類が築いた夢のあとなのか。
注:Understoryとは低木層という意味。植生調査では森林内のおおよそ背丈2m以下50cm以上の植物群を低木層と言い、この場合にはより背の高くなる植物の苗や、背の高い草をも含む。Expanseは広大な空間、または拡大という意味。

作品6:

22″x28″ acrylic on panel, 2011
(copyright Marx & Zavattero)
作品タイトル「Signal Horizon」。眼の前を昼間でも暗く、空を埋め尽くさんばかりの濃い緑色の森林。空は急に斜めから切り取られ、幾層にもなる明るい層が徐々に現れる。これは一体何を意味するのか?地平線から上るのは明るい太陽かもしれない。いや、もしかすると太陽は地平線のかなたに沈んでしまい、僅かな残りの光りが空を駆けているのではないか。空はあくまでも静かに明るい。始まりと捉えるか、終焉と捉えるかは観るものの捉え方次第だ。

作品7:

14″x16″ acrylic on panel, 2011
(copyright Marx & Zavattero)
題名「Microflora」。普段我々が目にしている世界とは違ったミクロの世界。そこでは微生物、バクテリアが自分達の世界を持っている。無尽に伸びるかのような菌糸はまるでそれ自身が意思のある生物のように動いている。微生物は誰が見ているわけでもないはずなのにあるものは緑色、あるものは桃色とそれぞれに己の色を持っている。コロニーを作った菌はまた別の菌とあいまって独自の成長を遂げている。これほどに美しく、毒々しい世界が存在することを私達は殆ど気がつかないまま日々の生活を送っている。
<注>「Microflora」の意味は「微生物相」で、特定の地域に生息・生育する微生物の種類組成。

作品8:

14″x16″ acrylic on panel, 2011
(copyright Marx & Zavattero)
題名「Luminary Construct」。今まさに光りを放つものが生まれようとしている。暗い緑やグレーの中から迸るのはそのエネルギー。我々を誘うような暗い臙脂色の敷石は明るい紅梅色と、流れ出すこげ茶色の間を何処までも続き果てしない。下からは我々を暖かく包み込む光りが輝き始めた。生まれて間もないこの光りは我々に進み道を示し、もう既に希望の光りとなっている。
<注>Luminaryは発光体(主に太陽や月)の意味。Constructは構造物、構造体。

如何ですか?今回のスワンソンの作品。実際の作品を見るとコンピューターの画面上で見るのとは違い、アーティストのエネルギーを感じます。皆さんにももし機会があれば是非、ご自分の眼で作品を見ていただきたいです。いつの間にかその絵の中に吸い込まれて過ぎ行く時間や、自分が何処にいるのかもふと忘れていることに気がつくような展示となっています。

ウィリアム・スワンソンの「Groundwork」展はサンフランシスコのMarx&Zavatteroギャラリーにて3月19日まで行われています。特別プライベート・ビューイングもアレンジさせていただいております。詳細につきましてはお気軽にKYFAまでご連絡下さい。

ご連絡:http://invest-art.kenjiyokoo.com/contactus.php

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ウィリアム・スワンソン
1970年、イリノイ州、シカゴ市出身。
主要コレクション購入先:
ウェリントン・マネージメント、ボストン、マサチューセッツ州 Wellington Management, Boston, MA
ザ・ウエスト・コレクション、オークス、ペンシルバニア州 The West Collection, Oaks, PA
オードビ・システム、サンノゼ、カリフォルニア州 Adobe Systems Inc., San José, CA
ジェーピーモルガン・チェース・アートコレクション、サンフランシスコ、カリフォルニア州 J.P. Morgan Chase & Co. Art Collection, San Francisco, CA
ユービーエス ファイナンシャル、アトランタ、ジョージア州 UBS Financial Services Inc., Atlanta, GA
ザ・プログレッシブ・アートコレクション、メイフィールド ビレッジ、オハイオ州 The Progressive Art Collection, Mayfield Village, OH
キャピタルグループ、ロサンジェルス、カリフォルニア州 Capital Group, Los Angeles, CA
ロバート・メイラー・アンダーソン、サンフランシスコ、カリフォルニア州 Robert Mailer Anderson, San Francisco, CA

ニューヨーク・タイムズスクエアに巨大ネズミの彫刻出現!!!

Posted in New! by Administrator on the March 2nd, 2011

3月1日より7日までニューヨーク・タイムズスクエア周辺にはいくつもの巨大モダンアート彫刻が展示されています。これはニューヨークで今年で12回目を迎える「Armory Show」にあわせ行われているものです。

Armory Showはアメリカのアートショーの中でも有名なもので、国内外からアーティスト、ギャラリー、コレクター、評論家、美術館のキュレーターなどが集まり、ニューヨークの街はアート一色となります。

これに併せたかたちで行われているコンテンポラリーアートな巨大彫刻群はニューヨークを訪れる観光客の足を立ち止まらせるとともに、普段は颯爽と歩くニューヨーカー達も立ち止まって眺めています。

私が面白いと思ったのはこの巨大なブロンズのネズミ。ご存知のようにニューヨークは何処の大都会とも同じようにネズミがひっそりとでもあちらこちらで生息しています。通常は人々から忌み嫌われるニューヨークのネズミですが、この巨大ネズミ像はとってもユーモラスで可愛いんです。アーティストはトム・オッターネス(Tom Otterness)。9フィート(2.7メートル)もあるネズミ像はイソップの田舎のネズミを思い出させますね。

また、紙で作られた24匹の羊の群れは「Counting Sheep」と題されたKyu Seok Ohの作品。眠らぬ街ニューヨークで眠るのをあきらめてしまった人から抜け出してきたのか、次に眠りたい人を探しているのかのような羊達はネオンに写し出され、都会のど真ん中のタイムズスクエアーになぜかぴったりと合っているような気がします。

また夜になると妖しげなピンクの光りに浮かび上がる風船の塔はGrimanesa Amorósの作品。インタビューに答えたニューヨーカーの一人はまるでレディー・ガガがコンサートで着て出てきそうなと絶妙な表現をしたのにぴったりです。

この他にもフランスの彫刻家、Niki de Saint Phalleのセラミックタイルやミラーなどで出来た、巨大な青い女性の彫刻「Star Fountain (Blue)」など街を歩く人々は都会のオープンスペースに出来たコンテンポラリー彫刻群に目を惹かれています。

毎年、春の訪れが近いことを感じさせてくれるニューヨークのArmor ShowはMoMAをはじめ、ソーホー、アップタウン、ローアー・イーストのギャラリーのオープンハウス、ピア92、94で行われるアートショー等々、コンテンポラリーアートの祭典です。もし皆さんがこの時期にニューヨークにいらっしゃるようでしたら、是非訪ねてみては如何でしょうか?