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ベトナム現代アート・ハノイ・Art Vietnam Gallery

Posted in New! by Administrator on the October 27th, 2010

初めてのベトナムは思ったとおりの素晴らしいところでした。ハノイに入り、世界遺産にも登録されたハロン・ベイ、山岳部ののどかなマイチャウ、歴史街ホイアンと訪れましたが、どの街も活気にあふれていました。


1986年に始まる経済開放政策 (ドイモイ) によって、急激な経済成長を遂げつつあるベトナムでは、現代アートも様々な分野で大きな盛り上がりを見せています。その中で、私がハノイで訪問したArt Vietnam Galleryをご紹介します。Art Vietnam Galleryはアメリカ人オーナーのスザン・レヒト女史が1994年にオープンしたベトナム人現代アーティストの作品を扱う大変素晴らしいギャラリーです。彼女はベトナムがまだまだ外国に必ずしも大きく門戸を開いていなかった時代に女性一人でArt Vietnam Galleryをオープンします。ベトナムに移住前のレヒト女史は東京に長年住んでおられたそうで、日本語も上手に操られます。彼女は初めて訪れたベトナムでベトナム現代アートに触れ、ビジネスをオープンすることを決意されたそうです。

ギャラリーは外の喧騒がうそのように静かで洗練されたところで、4階建てのモダンな建物の全ての階に彫刻、絵画がそれぞれの作品に合うように配され、飾られています。

レヒト女史が取り扱っている数多くのベトナム現代アーティスト作品の中から、幾つかを紹介いたします。伝統的な漆を材料に作られた作品からポリエステル製の彫刻まで幅広い作品となっています。これらには独自の文化、伝統をベースにそれぞれのアーティストの価値観が見事に表現されていると思われます。

私は個人的にNguyen Cam氏の作品にとても惹かれました。Cam氏は幼少時にベトナムを家族とともに亡命しフランスで成長。その作風には色濃く故郷であるベトナムが感じられます。氏は30年以上をフランスで過ごすことで西洋と東洋、精神世界と合理的世界、様々な分野で対照的なものを感じそれを表現しているように見えます。氏の作品は動画の1:30秒程から出てきます。対照的な色使い、荒々しい筆遣いで描かれる円、麻布のコラージュ。激しい中に禅の世界とも言える静けさが伝わります。

ハノイを訪れられる際には是非時間を作られて見に行っていただきたいところです。

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