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カリフォルニアワインとモダンアート(その2)

Posted in New! by Administrator on the October 26th, 2010

クロ・ペガスに於けるモダンアート作品の中でも、誰もが知っているアーティストの作品は何と言っても、ワイナリーのエントランスの中央に展示されているヘンリー・ムアーのブロンズ彫刻「Mother Earth」です。ヘンリー・ムアーはご存知の通り20世紀を代表する彫刻家です。彼はそれまでの具象彫刻の世界に全く新しい風を起こした作家です。彼が創り出す世界は人間が元々持ちえている表現する力をあえてそのまま形にしたような、オーガニックなフォームです。極端に単純化された形はかえって表現されているもの、そのものの特性を見事なまでに表現しているのです。この彫刻を見ながらワイナリーの表の葡萄畑を眺めるとあらためて母なる大地の意味を認識できるような気がします。

また、エントランスを通り抜けてそのすぐ左手にはブロンズの大きな親指がにょっきりとブドウ畑から姿を現しています。

これはフランスの彫刻家、セザール・バルダッチーニによる「Pouce (Thumb) 親指」という作品です。大きな親指は大地からまっすぐに天に向かいのび、力強さを感じます。

エントランスを抜けると青々とした街路樹の並木がワイナリーの中庭を飾ります。

ビジターセンターの入り口前のスペースに横たわるのはイギリスの彫刻家、トニー・クラッグによる「Bodicea」。巨大な葡萄の房のようにも見えますが、実はヨーロッパ、ケルト文化の豊穣多産神を表したもの。ブロンズにより作り出された丸みを帯びた玉のようなものが、次から次に発生しているかのような姿は確かに豊穣多産を思わせます。

さて、いよいよクロ・ペガスワイナリーのビジターセンターに入ります。エントランスの左手にはリザーブルーム・ギャラリー。ここで最初に目を引くのはアメリカ人彫刻家、マイケル・スクラントンの作品、「Wrecking Ball」。高いリザーブルームの天井からぶら下がる大きなブロンズの球。この球が繋がるのは真ん中がちぎれそうになった紐(ブロンズ)です。

今にも落ちてきてしまいそうな危うさがなんとも言えずユニークです。

またこちらの部屋にはクロ・ペガスのスペシャルリザーブワインのラベルを飾るアートが展示されています。

このアートとリザーブワインラベルにはちょっと面白い話があるのですが、こちらはまた次の記事で。お楽しみに!

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